気功・ヒーリングの発祥と歴史と問題点について

気功(ヒーリング)


霊能者占い鑑定所 神気界 泉 皇導です。
以前の記事でお伝えしましたが、1ヶ月後を目安に電子書籍を2冊同時期に出版する運びになりました。

片方はプロの編集者の方が私のブログをまとめて下さる「神社や神社参拝についての本」で、もう片方は私が必死にで27,000字ライティングした「気功・ヒーリングを”なぜやめるべきか”と、次世代型のヒーリング術について」という内容の2冊になります。

後者の中で気功・ヒーリングの発祥と歴史についてかなり長々とライティングしましたが、歴史と聞くには意外や意外、かなり面白い内容に個人的に思えましたので、こちらの章を補足事項を含めて今回記事にしていこうと思います。

また、気功・ヒーリングの歴史には「エビデンス(根拠)がある部分とない部分」を両方含みます。社会的・宗教的・時代背景的な多角的な視点からの予想も含みますので「80%くらいは事実かも」ぐらいの読み方をしていただければと思います。

気功・ヒーリングの起源と発展

日本における気功・ヒーリングの定義

日本国内における気功・ヒーリングの定義は様々ですが、「気功師」が行うものは「エネルギーを自然界や宇宙的なところから引っ張ってきて相手に流す」という傾向のものが多いかと思います。

また一部の新興宗教団体では「お手当て」「手かざし」など、今でも気功治療が割りとおこなれている傾向があります。

飛騨高山あたりを拠点にするとある新興宗教団体だと「入信するともらえるペンダントを付けると手かざしが出来るようになる」という形式を取っていたりなど、その形態はさまざまです。

対する「ヒーラー」が行うものは、上記とおおむね同様か、もしくは海外出身のヒーラー団体だと「創造主と繋がって創造主が癒やすのを見届ける」というオカルトな世界観なものだったりもします。

しかしそれらの共通項だけを見ていくと「なにやら高いところと繋がって得られるエネルギーが人を治すんでしょ」というのが日本国内での気功・ヒーリングでの共通項なのだと言えます。

これらは日本や海外で独自発展した「気功」がミックスされて現代に来ているものですが、原点としての「気功」とはまったく違うものだと言えます。

中国の伝統医学と気功

私もそこまで詳しいわけではありませんが、中国の伝統医学は病気を「木火土金水」の属性に分けたり、人体の状態は「気・血・水(きけっすい)」、つまり「体内エネルギー」「血液の状態」「体内の水分の状態」の3点から成り立っていると考えているそうです。

また医食同源とも言われ、食からこの気血水をととのえる考えもあります。
こういった中で、「気(体内エネルギー)」を整える方法として「気功(中国読み:チーコン)」が発生しました。

「気功(チーコン)」から「手かざしの気功」へ

気功(チーコン)こそが原初の気功です。
これは太極拳のような動作によって体内の気を感じ、整えていく健康法です。

これが中国では現在も続く「気功」の定義であり、日本人の我々が知っているものとは違う実際の「気功」になります。

この気功(チーコン)の流派は様々にあり、その中で「手をかざして人の気を整え病気が治せるのではないか」という施術をする団体がちらほらここ200年ほどで出てきたのだと言います。今でもこれは中国ではごく少数派だと言えます。

自分が動いて自分を整える「気功(チーコン)」は、そのごくわずか一部を「人に手をかざして治す」という形態に変えていったのです。

気功・ヒーリングの国際的影響

中国の気功が世界に広がる

実際の気功(チーコン)のプレイヤーの方には大変失礼な話ですが、中国の気功は「外国人からするとちょっと恥ずかしい動作」を要するものです。
「ヨガの動作はクールだけど太極拳的な動作は人前ではちょっと」と私も考えてしまいます。

そのためなのかは不明ですが、気功はごく少数派の「人に手をかざして治す」というものだけが抽出され、世界に広がっていたのだと私は個人的には捉えています。

また、海外では「体内にエネルギーがある」という代表的な概念が無かったこともあり、「実は体内にエネルギーがあり、それを扱うことが出来る」という、気功や、インド哲学のプラーナ(生命エネルギー・気)の概念が浸透しやすかった土壌もあったと考えられます。

西洋での「ヒーリング」の発展

かくして海外に飛び火した「気功」の概念ですが、現代ではキリスト教圏で「ヒーリング」と呼ばれるに至り、主にキリスト教圏でのみ高い人気を見せています。

私の知る限りキリスト教では、「イエス・キリストが目が見えない人を目が見えるようにし、耳が聞こえない人を聞こえるようにし、皮膚病の人をたちどころに治した」などの奇跡を実際のものとして聖書で伝えています。
(「手をかざした」ではなく、「ツバ付けて塗ったら治った」という感じですが)

ここから「キリストは人を治した。信心深い私も人を治せるのではないか」と考えるのは自然なことです。
また、白人文化ではアジア固有の概念を基本的に信奉したくない姿勢があります。

こうして「気功」は「人を治せる手段」という部分だけが抽出され、キリスト教の伝承と結び付いて「ヒーリング」として芽吹き、独自発展したことが考えられます。

日本ので気功・ヒーリングの発祥と発展

日本における原初の気功「手かざし」

ルーツは中国の気功(チーコン)の伝播によるものと考えられますが、日本では約150~200年ほど前、同時多発的に全国の様々な村や町で「手をかざして人を治す」という人物が観測され始めました。

これらの人物は自分の村や町の人間に「手かざし」を施し、心身の不調を治すことで「現人神」「生き神様」として祀り上げられ、また、その奇跡の証明から新興宗教団体を自然発生させてきました。

これをルーツとした、またはそこから派生した「手かざし系」の新興宗教団体は日本にもいくつか現存しています。

日本のメディアと気功・ヒーリングの関係

日本では「メディアの影響が世間の常識になる時代」がテレビ普及率が60%を越える1960年からインターネットの普及までの2010年頃までと長くありました。

10代や20代前半の方へ向けて言い直せば「情報源の選択肢がテレビのチャンネル数と雑誌の数と新聞の数しかなかった時代」です。

今でこそインターネットやYouTubeなどで多種多様な情報を好みに合わせて選択できますが、当時は餌を待つ雛鳥のように、与えられた情報をただ口を開けて飲み込むしか人間には許されない時代です。

その1990年代は最もに影響力を持つテレビが「数字が取れる」としてオカルト番組をバンバン放映し、また、中には気功やヒーリングの実践を放映するケースも多くありました。これは後年に「オカルトブーム」と呼ばれた時代です。

それにより気功やヒーリングの認知が加速され、その施術者も施術を受ける人も「流行っているアレ」でお互いに通用する土壌ができ、社会が気功に対する抵抗がない状態が生まれ、確実にその施術者の数を増やしていきました。

新興宗教団体と社会的混乱による「放送禁止」

その「オカルトブーム」の果てに、「空中浮遊ができ奇跡が起こせる」と主張した日本史上最悪のカルト新興宗教団体がテレビに取り沙汰され、爆発的に信者を獲得していきました。

1995年、その団体が死者13人、負傷者5,800人以上という毒ガスによる無差別テロ事件を起こし、192人が起訴され13人の死刑が確定するなどで社会を混乱させたことが実際にありました。

これは当時のオカルトブームやメディアが助長し、引き起こしたと言える事件です。

それを受けメディアが責任を感じたのか自粛をしだしたのか、「根拠がないオカルトな人物や団体は放映しない」という考え方を持つことで、気功やヒーリングの実践がテレビで放映されることは皆無になります。

これ以降、「目に見えないものは悪」「そういうのを信じる人は変」と多くの日本人が考えるようになった時代が2015年頃まで続きます。

気功・ヒーリングの現代における状況

草の根活動とインターネット社会

2010年以降、インターネット普及率が78%を越え、従来の携帯電話よりより情報の閲覧がしやすくなったスマートフォンの登場、およびSNSの発展などにより気功やヒーリングなどの団体や集団が散見されるようになりました。

同時に海外由来のヒーリング団体の流入などもあり、日本では水面下で気功・ヒーリングのブームが再燃してきたのだと言えます。

2023年現在の気功・ヒーリングの状況

2023年現在の日本では、インターネットのほぼ完全な普及により「誰もが情報を選択でき、発信できる」という時代になりました。

その中で気功やヒーリングのブームは再燃するかと思われましたが、意外にも下火に終わっています。

これは情報化社会において賢くなった日本人により「意味のないもの」「価値のないもの」「根拠がないもの」が選択されなくなったことと、物質主義社会の加速により、「神仏以外の目に見えないものを信じる人」がごく少数派になったことがあげられます。

そのため、「選ぶ人だけが選ぶマイナーなもの」というのが気功やヒーリングになってきたのだと言えます。

気功師を名乗る私ですが、この風潮は「良いもの」として捉えています。
その理由は次の項目により理解ができます。

気功・ヒーリングの問題点

プラシーボ効果と気功・ヒーリング

プラセボ効果・プラシーボ効果という言葉はご存知でしょうか。
これは”医学にも実際に採用されている”「効いた気がすることによる効果」とも言えます。

テレビでの実験で、このような実験を見たことがあります。
「偽のパンチ力が上がるドリンク剤」を飲まされたグループの、ゲームセンターにあるパンチングマシーンでのパンチ力と、飲まされていないグループのパンチ力を計測し、その違いを測るというものです。
結果、10%程度のパンチ力が平均で上がっていた、というものです。

このようなプラシーボ効果の事例は数えきれないほどあります。

対する気功・ヒーリングは、「お金を支払い、べらべらと説明してから人が目の前で必死に治そうとする姿を見させられる」というシチュエーションになります。

このため、普通に2割程度がその「気のせい」で身体症状も精神症状も治ってしまうのが実際のところです。

ただし気のせいは気のせいでしかありませんので、8割は残る上、すぐにその2割も元に戻ってしまいます。
このプラシーボ効果を「実際のヒーリング効果」として信じている気功師・ヒーラーや施術を受ける人が、この世の中には圧倒的多数です。

大半の気功・ヒーリングの効果はそもそも怪しい

では気功・ヒーリングはニセモノなのかと言うと、そうではありません。実際にそういった能力は存在しています。

しかし、99%の施術者は本当の力として「あたたかく感じる」という体感的な変化を相手に与えることができます。
逆にそれ以上もそれ以下も出せません。

これらのプラシーボ効果とその「あたたかく感じる」という体感を併せたのが気功・ヒーリングにおける真実です。

しかし、1%の施術者はそうではありません。
前述のような「人を手かざしで治していたらいつの間にか新興宗教団体が立ち上がっていた」というケースでの開祖はおそらく天下一品の本物です。

私の先代の泉 皇導も二代目の私も、実際の2割を越える10割の改善や変化を多種多様なもので起こしてきました。

ただ、99%がニセモノというのはとんでもないことです。
ATMが100台横並びしており、1台しかお金を下ろせないとしたら誰が利用しますでしょうか?

つまり「そもそもが選ぶべきではない下らないもの」として気功・ヒーリングを断じたほうが人間としては賢いのだと言えます。

実質アレな集団であるケースが多い

「新興宗教ではない雰囲気を醸し出す実質新興宗教な団体」は世の中には数多くあります。
名前は伏せますが「宗教臭い思想の押し付けをする、法人が入る互助会」「宗教臭い思想の押し付けをする学校運営法人」など、”一般社団法人”としてその活動をしている傾向があります。

これらは新興宗教=悪、というイメージから逃れることが目的と思われます。
同時にヒーリング団体も「治せない施術を売っているが、信じさせたいし拡大もしたい」というジレンマを抱えているからか、一般社団法人や株式会社という隠れ蓑を使って宗教臭い思想の押し付けを行いがちです。
また、前述の「オカルトな世界観のヒーリング団体」なども、勧誘された方の生の話を聞く限りは99%新興宗教団体と言えるようなものです。

上記問題点について

上記はかなり致命的な問題点であり、気功・ヒーリングが社会に浸透しない理由であると考えられます。

また、私は既存の気功・ヒーリングや気功・ヒーリング団体を上記の理由から極めて軽蔑している側の人間です。

私が運営するヒーリング術の[オンラインサロン「千泉界<センゼンカイ>]
では、実際のヒーリングを使用したときの体感的に分かる変化や改善だけを価値として提供しています。

「修行ゼロで即座にハイクラスな、1%の本物しか使えないヒーリングが誰でも指を2回振るだけで必ず使えるようになる」という点は革命的だと言えます。

また「携帯をポチポチ操作すればいつでも抜けられる」というオンラインサロンの特徴により、ライトに入ってライトに抜けられる構造になっており、かつ、特に私が思想じみたものを披露することも押し付けることもありません。

今後より、問題点の多い「気功・ヒーリング」は世の中から消えていくのかと思います。
そういった中でも「実用性」だけに重きをおいた新世代の気功・ヒーリングをオンラインサロン千泉界<センゼンカイ>は提供しており、未来でも生き残れるのではと考えている次第です。

※実際にヒーリングが体感できる無料の1:1セッションを行なっていますので、ご興味のある方はこちらからLINE登録し申し込みをお願いします。

まとめ

 

以上、書籍のための執筆をしてからライティングの調子がよく、5800字に渡って長々と書いてきましたがいかがでしょうか。

気功・ヒーリングは長い歴史に裏打ちされた実在の技術です。
しかし、その歴史の中でも「本物」というのはごくわずかしか存在せず、皆さんが出会ったとしても大半が無意味なオカルトじみたものになっています。

私の運営するオンラインサロン[オンラインサロン「千泉界<センゼンカイ>」]では、「実用性のある本物」を「思想なく」提供しています。

これはオカルトではなく現実のものだと言え、頭痛肩こり腰痛などの身体症状さえあれば、どなたにでも証明ができる物になります。

願わくば、気功やヒーリングの未来を私の運営する千泉界が作っていければ幸いです。
ご興味のある方はぜひ、上記のリンクをご覧下さい。

神気界について


愛知県名古屋市中村区にて、先代より引き継ぎ二代目の霊能者として占い鑑定所を開いております。
完全予約制にて、対面鑑定・電話占いによる鑑定により1日2件限定にて多くの方をご鑑定差し上げております。

一度の相談のみで結果・成果を出し解決する事を重視し、霊能者としての占い・除霊・独自の気功を行っており、また、「事実視えない力が扱える霊能者である」と誰しもが分かるような証明を全ての鑑定にて行い続けています。

お越し頂ける範囲の方の鑑定のみならず、「電話占い」により日本全国に対応しております。
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個人の方は、対面占い・電話占いともに50,000円/90分にて鑑定を行っております。
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