「お盆」そのご先祖様視点を霊能者が解説

神社仏閣・神

霊能者占い鑑定所 神気界 泉 皇導と申します。

もうすぐお盆です。
前回投稿しましたスペシャル記事「お盆を前に知る!仏教における「あの世」とは」はご覧いただけましたでしょうか。

秘匿情報であるはずのお浄土についてですが、私の霊能者的な段階が変化したのかかなり詳細に文章にすることができましたので、ぜひともご覧いただければと思います。

私個人としては、神気界の全ての記事の中で一位、二位を争うぐらいに価値の高い内容が書けた実感があります。

さて、今回は前回記事を御覧頂いた方にもぜひ御覧いただきたい、「お盆」についてそのものの記事になります。

お盆とは何なのか?という現実目線での詳細な解説から始め、目には見えないが、お盆には何が起こっているのか?
ご先祖様はお盆にはどのように過ごしているのか?など、次に霊能者視点にて解説していきたいと思います。

お盆の起源と意義:なぜ先祖の霊が戻ると言われるのか

日本の夏を彩る伝統的な風物詩といえば、お盆です。

家族が集まり、ご先祖様を迎え、お盆踊りを楽しみます。しかし、その起源や意義、そしてなぜ「先祖の霊が戻る」と言われているのかを詳しく知っている人は少ないかもしれません。

この記事ではまず、その背後にある歴史や文化を探ってみましょう。

お盆の起源


お盆の起源は、中国の古代仏教に遡ります。盂蘭盆(うらぼん)と呼ばれる法要がその始まりで、お盆の語源でもあります。

盂蘭盆は、仏教の開祖・釈迦の教えによって始められたとされる法要で、一説によれば、釈迦の高弟・目連尊者(もくれんそんじゃ)が母親の救済を願って行ったことが始まりとされています。

目連尊者は霊視の能力を持ち、ある日母親が餓鬼界(飢えを苦しむ地獄)で苦しんでいることを知ります。餓鬼界は欲望から逃れられず苦しむ霊が行き着く場所とされています。

そこで目連は釈迦に母親を救う方法を尋ね、旧暦の7月15日に僧侶たちに食事を施すことで救済できると教えられました。

これが盂蘭盆法要の始まりであり、毎年この日に供養を行い、死者を弔う風習が生まれました。

日本のお盆

この風習が日本に伝わったのは、仏教が伝来した飛鳥時代とされています。しかし、日本でのお盆は7月ではなく、太陰暦(旧暦)の8月に行われるようになりました。

これは日本の気候と農作業のサイクルに合わせて変更されたと考えられています。

そして、仏教的な供養だけでなく、先祖崇拝の伝統と融合しました。これにより「先祖の霊が戻る」という観念が強くなり、お盆は家族が集まり、先祖を迎える期間として定着しました。

今日では、亡くなった先祖たちが一年に一度この世界に戻ってくるとされ、その魂を敬い、感謝の意を示す重要な時間となっています。

先祖の霊が戻るという考え方

お盆には「精霊(霊魂)を迎える」という考え方がありますが、これは「先祖の霊が戻る」という観念に直結しています。

日本の伝統的な信仰では、死者の霊魂は別世界へと旅立つとされていますが、その霊魂はお盆の期間だけ家族のもとへ戻ってくると信じられています。

具体的には、お盆の始まりにあたる迎え盆で先祖の霊を迎え、送り盆で再びあの世へと送り出します。これらは、亡くなった家族への敬意と感謝を示すと同時に、家族の絆を深める大切な時間でもあります。

お盆と盂蘭盆の関係

お盆という独特の風習は、古代中国の盂蘭盆から発展したものですが、日本での発展により、その意味合いや行事の内容は大きく変わりました。

盂蘭盆が特定の亡者(目連尊者の母親)を弔うためのものであったのに対して、日本のお盆は全ての先祖の霊を祀り、感謝と敬意を示し、あの世での安寧を願うものになりました。

また、お盆は家族や親族が一堂に会し、先祖を偲びつつも、現世での絆を深める機会でもあります。これは、日本独自の先祖崇拝と仏教が融合し、人々の日常生活に深く根ざした結果と考えられます。

以上が、お盆の起源とその意義、そしてなぜ先祖の霊が戻ると言われるのかについての説明になります。

この時期には、多くの人々は亡くなった人々を偲びます。それぞれの家庭で過ごされるお盆が、先祖への敬意と感謝、そして家族の絆を深める大切な時間であることを思い出していただければと思います。

「お盆」のご先祖様視点の様子

「お盆を前に知る!仏教における「あの世」とは」で書きました「あの世」の世界では、おおむね毎年8月8日~8月23日ぐらいまでは、あの世に居ながらも現世(私達の世界)で生活してもよろしい、という権利が与えられます。

そのため、大抵のご先祖様方は子孫の家や自分たちの住んでいた家(まだあれば)に戻り、生きている頃と同じような暮らしをするような(あの世の)風習があります。

ただし、「飯はまだか」と言っても返事はありませんので、子孫や生きている伴侶達の家に行って虚しい事をする先祖も居らず、具体的には家の中をウロウロしたり、割と「見えない住人」のような過ごし方をしていきます。(この様子は、たまに8歳以下の子供に目撃され親を困惑させます。)

大抵の先祖は上から目線で独り言で(あるいは他の先祖と一緒に)ここがだめだ、あそこがだめだ、という小言を言って過ごす傾向があるようです。

なお、このお盆の期間のみ、食事という概念がないあの世での生活を忘れ、我々の食べている食事を横から食べる事ができます。(味覚付きのようです)

そのため、先祖の大半は「メシが食べれる期間」という認識99%でお盆期間を認識し、子孫はより良いメシを食え(もしくは外食をしろ)と願う傾向があります。

その際に良いメシが食えなかった場合、子孫に食の教育や資産を残せなかった自分の責任であるとして1年間猛省をする傾向があるとされています。
 
我々からするとたかだかメシ如きで1年も、という感想が出そうなところですが、食のない無限の生活をする当人たちにとってはけっしてくだらない事ではないようです。

また子孫が複数いる場合(長男夫婦・長男の娘夫婦・次男夫婦・長女夫婦・長女の息子夫婦など)、そのうち最も食が高価な家に先祖一同が入り浸る傾向があります。
(あるいは全てのタイミングで、一番高価なメシを食べる者の家に行くことになる)

そのため、先祖の霊を弔うためにも、霊能者目線で言えば「お盆期間こそ、高いご飯を食べに行く(もしくは家で作る)」というのが推奨されます。

かと言って、(様々な時代の先祖が居るため)昔の人が割りかし感動するのはスシローやらくら寿司やらガストだったりするようなので、そこまでお金を掛けなくても良いのでは、と思います。

施餓鬼がお盆の発祥ですが、実際には食というエンターテイメントとは一切無縁のあの世で、食に飢えた先祖が現世で食を堪能するという時期にあたります。(まさに飢えに施すというか)

またその勢いは凄まじく、「子孫が元気にやっているか」よりも「良い飯を自分達が食べられるか」の方がかなり重要なものとして見られている文化があるようです。

それほどまでに食が先祖にとって重い時期、今からでも良いご飯を皆で食べに行く予定を作りたいですね。

お盆の精霊馬(しょうりょううま)の実際について


きゅうりとナスに割り箸を刺して馬に見立てる飾り物「精霊馬」というものを仏壇に飾る文化がお盆にはあります。

これは皆さん御存知の通り、来る時はきゅうりの馬で早く、帰る時はナスの牛でゆっくりと、ということを意味していると言われています。

これも実際に作ってある家の場合、乗り物としてご先祖様が乗ることになります。

割り箸の部分が実際に足として稼働し、あの世では儀式的にですが、体感上での数kmを走るという、お祭りの山車やパレードに近いような催し物で使われるそうです。

ただし、下記の場合はうまく機能しない精霊馬が出来上がってしまいます。

・布やガラスなどで作られたものは精霊馬として見なされないので、乗ることがない。必ずナスときゅうりでなければならない。様式と言うかレシピというか、必須らしい。

・昨今Twitterなどで話題のこちら、車に見立てたものやバイクに見立てたものなど、精霊馬なにかそうではないか怪しい創作物は、割り箸もしくは爪楊枝の部分がパタパタと動くことになりますので、残念ながら、足が割り箸ではない場合は乗られることは基本的に無いようです。

よしんばその普通ならざる精霊馬が足が割り箸で出来ているとしても、衆目の前で笑いものにされ、恥に感じて乗らない先祖のほうが大半だという話があります。(ひょうきんな先祖であれば、乗る上に笑いものになる上に、この上なく自慢するようです)

皆様におかれましては、普通の精霊馬をお作りになることをお勧めします。

ひょうきんな先祖が多い家の末裔の、ひょうきんな方は足を爪楊枝ないし割り箸で、あとはご自由に制作下さい。割り箸を4本以上付けても、ナスやきゅうりの横に4WDという彫り込みを入れても問題はないはずです。

なお、精霊馬が無い家が半数以上だとは思いますが、「ちょっとさみしい」という気持ちに先祖はなるようです。
手は合わせずに、家のどこかに精霊馬を置いておけば、仏壇が無くともご先祖様が使ってくださいますので、ぜひそのようにどうぞ。(手を合わせると祈りの変なエネルギーが宿り使いにくくなりますので、精霊馬には手は合わせないように。)

お盆にまつわる迷信について


・お盆にトンボやアゲハチョウを見たけどご先祖様?
スピリチュアル的に昔から言われていますが、これは完全な迷信です。
ただ思い返してくれるのは大変に嬉しいことと認識されます。

前回の記事では「霊的な存在同士は心の中がお互いにフルオープンになっている」と書きましたが、ご先祖様は、あの世でもお盆の帰省期間でも、常に見ようと思えば子孫の心の中もフルオープンで見ることが出来ます。
(プライベート中のプライベートの時間を除き)

「あ!お祖父ちゃんだ!」などと感じられる事自体は先祖にとっては嬉しいことですが、「違うよ。こっちだよ。」と呟いているに違いありません。

・お盆は海・川に入ってはいけない期間というのは本当?
これもまた完全な迷信です。ただ、参考にすべきところはあります。

現実的な話ですが、お盆は連休があって誰もが開放的なのと、海や川などで人が多く密集しているために、パーソナルスペースを避けて他人が遊んでいないところにこぞって誰もが行こうとするため、遊泳に適さない場所でいつの間にか泳いでいる場合が多々あり、結果的に遊泳が危険な時期なのだと言えます。

そのため、遊泳が問題のないことが十分確認された浅瀬のゾーンで、人をあまり避けずに諦めて遊泳することをお勧めします。

海はクラゲやウツボが、川は浅瀬から急に深いところに、もしくは鉄砲水など、様々な危険性が存在しています。

現実的な危険性を想定しつつ、朝一番からプールに行くぐらいでしたら良いとは思います。ロマンのない話で申し訳ないのですが。

お盆についてのまとめ

・先祖が子孫の家に帰る、というのは事実。

・先祖が(その食事を選べば)一緒に食事を取ることになるため、少しは外食に行ってあげたり、多少豪勢な食事を作るなどしていくと、多少の供養になる。

・「あの世」の大衆の認識としては、子孫の顔を見に行くというより、「現世に飯を食いに行く」という側面のほうが強調されている傾向がある。

・お盆の発祥にまつわる言葉「施餓鬼」とはよく言ったものだが、食のないあの世に飽き飽きした先祖が年に一度の食事ができる期間であるため、あの世視点で言えば、とにかく飢えた先祖に食事を施す期間というのが実際である。

・精霊馬はあまりふざけないで作ったほうが本当は良いけども、子孫がふざけて作ったものを自慢する先祖も居る。

神気界について


愛知県名古屋市中村区にて、先代より引き継ぎ二代目の霊能者として占い鑑定所を開いております。
完全予約制にて、対面鑑定・電話占いによる鑑定により1日2件限定にて多くの方をご鑑定差し上げております。

一度の相談のみで結果・成果を出し解決する事を重視し、霊能者としての占い・除霊・独自の気功を行っており、また、「事実視えない力が扱える霊能者である」と誰しもが分かるような証明を全ての鑑定にて行い続けています。

お越し頂ける範囲の方の鑑定のみならず、「電話占い」により日本全国に対応しております。
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