玉串奉奠+神社での御祈祷に関して+個人的に印象に残っている御祈祷について

皇導です。


当方は月平均で2度ほど出張の機会がありまして、その際は神社参拝に行くこともあれば、
地方のお困りのご相談者様のもとへ馳せ参じる事もございます。
神社参拝の際は、ご依頼絡みでの参拝もあれば、神気界としての参拝も双方ともございます。
今月は岐阜・宮城・熊本の三県に仕事にて出張を致しました次第です。


宮城県仙台市へは、先日書きましたコラムの「「御神塩」究極の浄化(お清め・穢れ祓い)のお塩に関して」にも書かせていただきました、
鹽竈(しおがま)神社の参拝と、
ご相談者様の鑑定に出張をさせていただいた次第です。


一日目を鑑定にあて、二日目を参拝にあてた次第です。
仙台は桜が満開の時期であり、鹽竈神社さんは参拝者兼花見客で賑わっておりました。
この名古屋の地域で言えば、熱田神宮に似たような「最も有名な神社」にあたるため、
どこも人ばかりであったなあと記憶しております。


その際に御神塩を90袋受けまして、また更に「神楽祈祷」を受けて参りました。
神社によっては性質が違うのですが、ご祈祷の際には最も奉納金額が多い方は代表として選ばれるようです。
鹽竈神社さんの昇殿祈祷は満員でしたが、「皆様のご代表として愛知県名古屋市からお越しの~」と何度か案内をされ、
玉串奉奠(たまぐしほうてん・榊の枝に紙垂(しで・お祓い棒に付いているワサワサ)が付いているものに願意を込めて、神前に捧げる儀)を行わせて頂きました。


◆玉串奉奠について
皆さんもこのような機会があるのかも知れないので、その際の注意点を書き記しておきます。
1.玉串奉奠(たまぐしほうてん)の作法は案外と複雑なので、事前に覚えておくとスムーズ

これだけ視聴すれば問題ないでしょう。


これは立って行うパターンの動画ですが、基本座って行うパターンもあります。
その場合も上記の動画を参考に、適当にやっていれば問題はありません。


2.全員の代表として二礼二拍手一礼をするように言われたら、拍手は横に広く大きく、動作をゆっくりと派手に。
当コラムでは、二礼二拍手一礼の作法の前後に一揖(いちゆう)という小さい一礼を行う事を推奨しておりますが、
ご代表者さん以外が同じ動作をしようとして混乱しますのと、「二礼二拍手一礼の御作法にて、御拝礼をお願い致します。」と案内がありますので、
一揖(いちゆう)はこの場合は行ってはいけません。


二礼二拍手一礼の作法での拍手は、通常の参拝時は大きく派手に行いすぎると他の参拝者さんにぶつかってしまいますので、
横にあまりにも大きく拍手をする事は無いのですが、
ご祈祷の際に代表として二礼二拍手一礼を行う場合、後ろから見ても二礼二拍手一礼をしているのが分かり、
タイミングが簡単に合わせられるように、拍手を横に広く大きく、動作をゆっくりと派手に行う事が重要です。


それにより、ご代表者さん以下の全員がタイミングを合わせて御拝礼をする事ができます。
(そのはずですが、私が代表になった際にはきちんと派手に動きましたが、皆さんバラバラでした。
 大体そんなもんですが、周囲の方々を尊重する意味でも、代表の場合は、それでも一応拍手は横に広く大きく、動作をゆっくりと派手に行うようにどうぞ。)


以上が注意点です。


◆ご祈祷についての雑学のようなもの
神社のご祈祷というのは、
1.お祓い(神様にご祈念する前に、祓い清める儀式を行うこと)を行う
2.ご祈祷(神職が皆さんの代わりに、皆さんの住所やお名前、願い事を申したてまつること)を行う
以外には特にルールというのは無いようです。


神社それぞれの歴史や、昔から執り行い続けてきた事によって祈祷の方式は変わる様子です。
特に伊勢神宮では玉串奉奠はありませんし、ご祈祷金額が多くても最前に通される事はありません。
熱田神宮では玉串奉奠がある時期と無い時期があり(記憶だと)、1万円以上か3万円以上(半分忘れていますが)のお納めの場合、
必ずご祈祷場の最前列に通され、その他のご祈祷の方々は二列目以降にのみ通される事となります。


伊勢神宮では特殊な祝詞(伊勢内宮神前祝詞・伊勢外宮神前祝詞)がありますし、
世の中には祝詞という祝詞が多数存在しており、その神社のルーツにより、祝詞が変化したりもしています。


明治時代以前(だったはずですが)は神社の御神体は岩でも石でも剣でも謎の品でもなんでも良かったようですが、
これが基本は「鏡」を御神体とせよ!というお触れが全国に出され、ごく一部の神社以外は「御神鏡」というのを御神体としたそうです。
実際、神道は地方や神社によって祀り方やら何やらがバラバラだった!だからその歴史を継いでたら皆バラバラな祝詞やら作法でも仕方ない!というのが結論でよろしいと思います。


◆個人的な印象に残っているご祈祷
私はこの仕事を行っている性質上か、年間約50回は参拝をし、ご祈祷も年12回~16回は受けていると思います。
その中でのベストは決めることはできませんが、印象に残ったご祈祷を羅列します。


◇伊勢神宮内宮・神楽祈祷「奉納額で変化する豪華さと、全てが日本一である確証」
5,000円の祈祷を行うと、神職が祝詞をよむのみのご祈祷が、
15,000円の祈祷を行うと、内宮では特別な待機所に通され、その後通常の祈祷では入れない神楽祈祷殿御にて神楽(演奏と舞)奉納とご祈祷が、
50,000円の祈祷を行うと、その神楽祈祷殿にて特別な舞(人長舞(にんじょうまい)・舞の代表者による舞)が追加され、
100,000円の祈祷を行うと、その神楽祈祷殿にて更に特別な舞(蘭陵王(らんりょうおう)・仮面をつけた方による激しめの舞)が追加されます。
以上は受けたことがあるので説明は叶いますが、
その更に上の500,000円の祈祷を行うとどうなるかは、当方は未体験のため分かりません。


伊勢神宮で神楽の演奏をしているという事は、日本一神楽の演奏が上手い方と言って良いでしょう。
また、舞も同様で、日本一うまい方々に違いありません。日本一の神社ですからね。
いやあ、すばらしい。


◇熱田神宮「日本最速(個人的に)の御祈祷」
祈祷殿にマックス400人~500人ぐらいは入るのかと思います。
土日ともなれば、おおむね30~40分に1回、40人以上ぐらいの方がご祈祷を受けます。
そのため、ゆっくりとご祈祷をしているとうまく回転しないと(神社が)お考えなのか、
ご祈祷は大変スピーディーでスムーズです。早い。あまりにも早い。素晴らしい。


◇秋葉山本宮・秋葉神社「まさかの二人がかりの祝詞」
火の神様「火之迦具土(ヒノカグヅチ)大神」を祀られる、静岡県は山奥の、もはや天空と言っていいほどの山の上にある神社です。
「修験道」という、山岳修行系統のエッセンスがその歴史から感じられます。
そのため、お経でよくある「唱える人間全員が息継ぎを順番に行いながら途絶えることなくお経をよむ」というような感じで祝詞を奏上しておられました。
祝詞を二人がかりで奏上すると、そこは得も言われぬ不思議な空間になるのだなあ、と感じた次第です。


また、火の神様をお祀りされていますが、この社殿は火事にあっています。確か。
どなたか、なにか失礼があったのでしょうか。と思うに、やはり襟首を正して参拝をすべき神社に変わり無いなと感じた次第です。
社務所にて、霊験あらたかなる火打ち石が頒布されています。とてもオススメですが、
たしか一時間近く車で山道を行った気がしますので、参拝難易度は高めです。


◇出雲大社「ひれ伏せと言わんばかりの威圧的祝詞」
出雲大社(いずもおおやしろ)は、なにかこう、大いなる神を大いなるものと信仰して、
震え上がりながらもひれ伏して信仰せよ!民衆どもよ!という空気が流れているのを感じます。
いつだったか、神職さんが祈祷が始まる前に「姿勢がだらしない。男性は膝頭を合わせて座るように。手はこうだ。
女性は足を合わせて斜めに座るように。手はここだ。」と、正しい姿勢をご指導しておられました。
こりゃあ強い!強いご神職殿だ!と感じました。
何度か参拝をさせていただいておりますが、他の日の祝詞は声が野太く力強い感じで、
「人は平身低頭して地に伏して聞け!ああ大いなる大神様よ!偉大なる大神様よ!どうか下々の祈念にお応え下さい!!」という雰囲気丸出しで、
パワーあふれるご祈祷をされておりました。


ちなみに、私が参拝をするのに恐怖心を持つ神社は、出雲大社ただひとつになります。
「大いなる神を大いなるように仰がねば怖~い事が起こる神社」、それが出雲大社です。
「若者8名がチャラチャラ、ギャハギャハ参拝をした結果、2週間後に8名中7名が失職していた」という、昔のご相談者様から聞かされたエピソードや、
その他、戦慄を覚えるようなエピソードを私はもう一つ持っています。
「正しいマインドを作って参拝ができないのであれば、そもそも参拝をすべきではない恐ろしくもありがたい神社」と私は感じております。
二番目にそれを思うのは熊野三山です。


◇千代保稲荷神社「詩吟のような流麗な、老練された祝詞」
岐阜県海津市、私が月に二度参拝を行う、
皆さんご存知の「おちょぼさん」と呼ばれている千代保稲荷(ちよぼいなり)神社さんです。
千代保稲荷神社には神職さんが主に二名おり、そのうちの62~3歳ぐらいの年齢の神主さんとおぼしきお方。
このお方の祝詞があまりにも美しい。


美声で、かつリズムを取り、心に染み渡るような素敵な祝詞を奏上されております。
平穏で深みがあり、人間としての奥行きを感じさせるような叙情的な祝詞のように思えます。
こればかりは時と場合によると言って良いかも分かりませんが、2分の1の確率でその神職さんが祝詞をよんで下さいます。


余談ですが、この千代保稲荷神社は世の中の大多数の神社「天照大御神を最高神にすえた神社」というより、
「天之御中主(アメノミナカヌシ)大神」を頂点とした、日本でもおそらく0.1%未満の神社しか行っていない信仰を行っている神社の様子です。
神社の歴史がそもそも、「大きい家の人の敷地内のごく個人的なお社にお参りをしていたら開運しちゃった人が居て、
その噂が広まって神社になっちゃった上に、付近に神社を中心にお店が立ち並んじゃった」という不思議な地域信仰によるもののため、
このような特殊性があるのかなあと思います。


そして、御札もお守りも出さないため、神社庁(神社の統括組織)に所属している神社なのかも不明です。
御本殿の斜めに堂々とあるお社は祖霊舎(要するにご先祖さんのお墓)ですし、千代保というのは「先祖の御霊を千代に保て」という意味だそうですし、
そもそもが神社なのか?神社に似た謎の宗教団体のような雰囲気すら有るのかも知れない、意味が分からない神社です。


しかし、この謎の深い神社に参拝し続けたお陰で私は霊能者として飛躍し、出来る技が、解決できる仕事が増え続け、
あからさまに今やひとしきり、霊能として最高のものを持っている自覚があるまでになっている次第ですから、
こりゃあ、とんでもないご利益がございますよ!と言って良いわけです。
いずれ真剣に調べて、この神社に関してはコラムに書きたいなと感じている次第です。不明点の宝庫ですが。


◇賢見神社「逆再生のような発声の謎の祝詞」
あれは徳島県は山奥、忘れもしない神社さんです。
徳島のあたりでは昔から、四足歩行の動物が人に取り憑いて悪さをすると言い伝えられており、
それを「犬神憑き(いぬがみつき)」と呼ぶそうです。
その消除(=除霊が出来ると公称している神社は、ここと、あとは奈良県の超山奥の玉置(たまき)神社くらいしか私は知りません)を行っている神社になります。


祝詞というのは、「たーかーまーのーはーらにーかむづまりーますー」という風に、昔の言葉ですが意味が分からないわけではない物になります。
「いのちのびさいわいながくして~」と言われたら「長寿で幸せで末永く」という意味合いだな、というのは理解が可能です。
しかしこの賢見神社さんの祝詞は、まず発声がもう逆再生に近く、人が声を発しているのか何かすらよくわからないほど難解な祝詞です。
何も聞き取れず、また、意味もわからない。それでも確かな作法で執り行われる御祈祷。
そして最後に、金幣(金色のワサワサお祓い棒(祓串・はらえぐし)に近いもの)で頭やら肩やらを神職さんにサワサワ、サワサワとされます。
尋常じゃない雰囲気に包まれた御祈祷と言っても過言ではないでしょう。


またこれも余談ですが、当方は全ての神社に於いて初となりますが、「職業を見破られた」神社でもあります。
どう見ても神主さんのような方が、「あなたー、霊能者かね?」というように聞かれてきました。私は当然にっこり肯定した次第です。
果たしてこれが、「名古屋から徳島まで、高額の祈祷料と日本酒を持参してきた上、自分の名前ではなく代理でお参りをしにきた」からなのか、
何かこう、直感めいたものが働いたから申されたのか、勝手に口が動いて仰られたのかは今でも分かりませんが、
そんなこんなで、記憶には未だ鮮明に残っている神社さんになります。

以上です。


御祈祷は千差万別で面白い!
しかし、人の代わりに神様にお願いをして頂くという儀式のため、最初から面白いなんて言っちゃいけないなあ、という感じです。
祈祷は平身低頭、おごそかな気持ちで受けましょう。
頭を垂れて心を整えて、作法を心得ておけば良いのが御祈祷、神様にお捧げされればそれだけで良いのが御祈祷なので、
これはコラムなので面白味を出していくためにコンテンツ的に今回は書いてみましたが、決してコンテンツ的に意図して受けないようにして下さいね。
一応、受けるときはしっかり受け、後の感想は楽しい面白い素晴らしい、そういった物でも良いのかと思います。


皇導